NPBジュニア合格の「鍵」はどこに? 元中日Jr.監督が明かす…“技術以前”の評価基準

元中日Jr.監督の湊川誠隆氏が明かす…選手の選考ポイント
NPBジュニアのセレクションにおいて、指導者は選手のどこを見ているのだろうか。元中日選手で、ドラゴンズジュニアの監督として「NPBジュニアトーナメント」で2度優勝に導いた湊川誠隆氏が、短期間で勝つ集団を作るための選考ポイントや準備の重要性を明かしている。
選手選考で湊川氏が重視するのが、キャッチボールの基本動作。チーム結成が8月末で大会は12月末。約4か月の活動期間で全てを指導するのは難しいため、ポテンシャルを見極めるという。「スローイングのいい選手が第一条件」で、多くの選手が参加するセレクションでは、キャッチボールが正しくできるかどうかが合否を左右するポイントになる。
技術以前の要素として、集合時やウオーミングアップの様子も評価対象にした。各自でウオーミングアップを行わせ、自発的にどう動くかを観察していたという。特別なことをするのではなく、普段の準備をそのまま実践できるかが問われる。「他がやってなくても自分は常にやるんだと思ってくれる子が、僕は欲しい」と語る。
周囲の環境に流される姿勢は評価を下げる。「周りがこうやっているから、自分(のやりたいこと)はやらないのはマイナス」だという。周囲が怠けていても自身の準備を貫く“強さ”が求められる。グラウンド上では消極的な姿勢よりも積極性が歓迎されるため、準備してきたことを周囲に遠慮することなくアピールすることが大切になる。
「本当は今日、調子悪かった」という言い訳は通用しない。セレクションを本番の試合として捉え、結果を出せるかが重要だ。日頃からキャッチボールを磨き、どんな状況でも自発的に準備に取り組む姿勢を身に付けることが、選考を勝ち抜くポイントになる。言い訳せずに力を発揮できる選手が、勝つ集団には必要不可欠である。
今年で22回目の開催となる大会は「NPBジュニアトーナメント KONAMI CUP 2026」として、12月26日~12月29日に神宮球場、ジャイアンツタウンスタジアムで行われる。
(First-Pitch編集部)
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