快投で2連勝の田中将大、移籍加入の13年MVP男が絶賛「彼は並外れている」

今季11勝目を挙げたヤンキース・田中将大【写真:Getty Images】
今季11勝目を挙げたヤンキース・田中将大【写真:Getty Images】

8回3安打無失点10Kで11勝目、マカッチェンは「彼の後ろでプレーするのは楽しい」

 ヤンキースの田中将大投手は7日(日本時間8日)の敵地マリナーズ戦に先発し、8回3安打無失点10奪三振無四球の快投で今季11勝目(5敗)を挙げた。ヤンキースは4-0で勝利。田中は“お得意様“のマリナーズ相手にキャリア通算8戦目の登板で7勝無敗となった。この試合でヤンキース移籍後初本塁打を放ったアンドリュー・マカッチェン外野手は「彼は並外れている」と絶賛している。

 田中は初回2死からカノにレフト前ヒットを許したものの、クルーズはスプリットで空振り三振で無失点。すると、2回から5回までは一人の走者も許さない圧巻の投球を見せた。

 ヤンキースは2回にトーレスの2ランで先制すると、3回にはマカッチェンが移籍後初本塁打となる2ラン。この日の田中にとって、4点は十分すぎるリードだった。6回、田中は先頭ズニーノにスプリットを左翼線に運ばれ、二塁打で久々の走者を出したが、ゴードンはスプリット、ハニガーはスライダーで空振り三振。セグラは不運な遊撃内野安打となるも、2死一、三塁でカノをスライダーで空振り三振に仕留めた。

 7、8回も3者凡退に仕留めてお役御免。102球を投げてストライクは74球。完璧な投球で防御率は3.61となった。1日(同2日)の本拠地タイガース戦も7回7安打1失点の快投で勝利投手となっており、これで自身2連勝。約1か月白星に恵まれないという“珍事”もあったが、この2試合は圧巻の投球でチームを勝利に導いている。

 試合後、地元テレビ局「YES」は、8月末のトレード期限でヤンキースに移籍してきたマカッチェンへのインタビューをツイッターで紹介。田中を援護した2013年のMVP男は「2試合の先発を見たけど、彼は並外れている。彼は素早く打者をアウトにしていた。素晴らしい働きをしているよ。彼の後ろでプレーするのは楽しいね」と絶賛した。

 さらに、移籍前から田中の才能を知っていたかという質問には「もちろんだよ。ここに来て、彼とプレーできてワクワクしている。彼が過去2登板で成し遂げたことはグレートだ」と答えた。地元メディアの取材に対して右腕の実力を称えている。プレーオフに向けて、頼りになる男が確実に調子を上げてきた。

(Full-Count編集部)

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