エ軍打線に火をつける大谷翔平 敵将は無念「オオタニの二塁打から崩れた」
今季20度目マルチ安打で打率3割目前「簡単に2アウトを取ってからの二塁打…」
12日(日本時間13日)の本拠地レンジャーズ戦で今季20度目のマルチ安打を記録したエンゼルスの大谷翔平投手。3打数2安打1四球1三振1得点の活躍で8-1での勝利に貢献した。打球速度170キロを超える痛烈なヒットを連発。特に、3回2死から放った右越二塁打は打線に火をつける一打となり、敵将のジェフ・バニスター監督は「オオタニの二塁打の後に崩れてしまった」と悔やんでいる。
1回2死二塁の好機ではメジャー通算121勝のベテラン右腕ガヤードの前に1ボール2ストライクから6球目のチェンジアップで空振り三振に倒れた大谷。しかし、2点リードで迎えた3回2死走者なしの第2打席では、しっかりと対応した。
2ボールからスライダーを捉え、右翼手の頭上を襲う打球速度108マイル(約173.9キロ)、飛距離360フィート(約110メートル)の痛烈な二塁打。すると、ここからエンゼルス打線が爆発した。アップトンが適時三塁打、シモンズが適時内野安打と続き、フェルナンデスは2試合連続ホームランとなる2ラン。2死から4連打で4点を奪い、6-0と大きく引き離した。
地元テレビ局「FOXスポーツ・サウスウェスト」は試合後のバニスター監督のインタビューをツイッターで公開。敵将は「オオタニに対して彼(ガヤード)は非常に良い投球をして初回を乗り切った。しかし、2回には3アウト目を取る前に何点か彼らに奪われてしまった。そして3回に、簡単に2アウトを取ってからのオオタニの二塁打。その後に(連打で)崩れてしまった」と、大谷の二塁打が大量失点の“引き金”になったと悔しそうに振り返った
6点リードの7回1死走者なしでは、右腕バトラーの直球を右前に運ぶ109マイル(約175キロ)のヒット。大谷は弾丸のような2本で今季20度目のマルチ安打をマークし、打率.295とした。9月打率は.448と好調を維持。8試合のうち7試合で長打を放つなど、手がつけられない状態となっている。
(Full-Count編集部)