大谷がトラウトと174キロ弾丸二塁打共演 米記者「これぞ誰もが求めるもの」
劣勢の9回にスター2人が見どころ演出
エンゼルス大谷翔平投手は13日(日本時間14日)、本拠地マリナーズ戦で第4打席に驚愕のセンター前二塁打でスタジアムを沸かせた。マイク・トラウト外野手と連続で放った時速174キロの弾丸二塁打共演に、地元メディアから「これぞ誰もが望むもの」と称賛の声が上がっている。チームは2-8で敗れ、プレーオフ進出の望みを絶たれた。
序盤から大差をつけられた試合でファンの心を慰めたのは、最終回のスーパースター揃い踏み弾だった。
先頭打者トラウトが右腕ブラッドフォードの初球89マイル(約143キロ)ツーシームを捉え、左中間への完璧な二塁打とすると、それまで3打数無安打だった大谷が登場した。
2ストライクと追い込まれた3球目84マイル(約135キロ)スライダーに快音を響かせる。センター前に飛んだライナー性の打球に、中堅手エレディアがダイビングキャッチを狙うも、ボールはわずかにグラブからこぼれた。この間、大谷は風のように一塁を回ると、二塁ベースへ華麗に滑り込み、今季20本目の二塁打を記録した。
MLB公式サイトのデータ解析システム「スタットキャスト」のデビッド・アドラー記者はツイッターを更新。「マイク・トラウト 時速108マイル(約173.8キロ)二塁打からショウヘイ・オオタニ 時速108.2マイル(約174.1キロ)二塁打。これぞ誰もが求めるもの」と伝えた。
チームの主軸による華麗な弾丸二塁打の共演を「誰もが求めるもの」と称賛していた。ツイッター上では「トラウト二塁打、オオタニも二塁打。最高に美しいぜ」というファンの声も上がっていた。
(Full-Count編集部)