巨人、阿部のグランドスラムなどで快勝 中日は救援陣崩れて痛い黒星
阿部はルーキーイヤーからの17年連続2桁本塁打に王手
■巨人 11-3 中日(16日・東京ドーム)
巨人が3位の座をしっかりと守った。16日、本拠地・東京ドームで行われた中日戦。5回にマギーの中前2点適時打で勝ち越しに成功すると、7回には阿部の満塁弾などで5点を加えてリードを広げて快勝した。
同点で迎えた5回2死二、三塁のチャンスで、マギーが吉見から中前安打を放って2点を勝ち越した巨人。1点リードとなった7回には岡本の押し出し四球で1点を加えると、阿部が17年連続2桁本塁打に王手をかける9号満塁本塁打を放ってリードを広げた。
先発の今村は毎回のように走者を背負いながらも、6回途中9安打2失点と粘りのピッチング。2番手アダメス、3番手上原ら救援陣もリードを守って逃げ切った。
中日はリリーフ陣の救援失敗で反撃ムードは削がれた。1点差で終盤を迎えたが、7回、3番手の福谷が2死から大崩れ。2本のヒットと四球で満塁とされると、岡本に痛恨の押し出し四球を与えた。さらに、福谷の後を受けて通算998試合目のマウンドに上がった岩瀬が、阿部に満塁本塁打を浴びて勝負は決した。
8回には、投手交代でモタつく場面も。一度マウンドに上がった浅尾が投球練習中にベンチへ下がり、ベンチからは又吉が登場。だが、又吉はマウンドの手前で立ち止まると踵を返してベンチへ下がり、再び浅尾が登場した。このドタバタが影響したのか、浅尾も3点を奪われた。巨人に1.5ゲーム差に迫り、3位浮上も見えていた一戦で、歯車の噛み合わない敗戦を喫した。
(Full-Count編集部)