大谷翔平、MLB公式選出「今季躍進の30人」二刀流活躍の可能性「冗談抜きで」
19勝スネル、55セーブのディアスらが選出
レギュラーシーズンは残すところ、あと2週間。今季メジャーはいよいよ大詰めとなった。思い通りの成績を出せた選手、納得のいかないシーズンになってしまった選手は様々だろうが、中には周囲の予想を上回る“ブレイク”を果たした選手も数多い。そこでMLB公式サイトでは「躍進を遂げた30選手」と題した特集を組み、各チームから1人ずつ下馬評を上回る活躍を見せつけている選手を紹介。エンゼルスからは“二刀流”大谷翔平投手が選出された。
今季すでに19勝を挙げ、防御率2.03という快投を続けるブレイク・スネル(レイズ)、ここまで55セーブを挙げているマリナーズの守護神エドウィン・ディアス、ブレーブス躍進の中心とも言えるロナルド・アクーニャJr.など、メジャーを沸かせる新星たちと肩を並べた大谷。寸評では、カギとなる成績として、出塁率.370、防御率3.31という投打の成績を紹介し、「怪我は間違いなく残念だが、冗談抜きで、一旦怪我が完治すれば、オオタニはこのリーグで投手と打者の両方でプレーできる可能性がありそうだ。しかも、ハイレベルで」と、開幕前は懐疑的な声が多かった“二刀流”の実現を疑わないばかりか、期待する言葉を並べた。
右肘靱帯を損傷し、今季残りは打者としての出場に専念する大谷だが、わずか10試合であれ、投手としてマウンド上で残したインパクトは大きかった。靱帯再建手術(トミー・ジョン手術)を受けた場合、2020年まで二刀流はお預けになるが、健康を取り戻した大谷が投打にわたり、どんな活躍を見せるかは想像力をかき立てられる。ベーブ・ルース以来100年ぶりにスケールの大きな夢を野球ファンに抱かせる大谷の去就には、今後も大きな注目が集まりそうだ。
(Full-Count編集部)