劣勢ヤクルト、連敗発進でV率23%…巻き返しのカギは?
日本シリーズ2連敗、ヤクルトに勝機はあるか
ソフトバンクが25日のヤクルトとの日本シリーズ第2戦(ヤフオクドーム)で、ヤクルトを4-0で完封勝ちした。2連勝で、日本一の確率は77%となった。
セ・リーグ王者のヤクルトは、残り23%に日本一へ望みを託すことなった。27日の第3戦から、舞台は本拠地・神宮球場へ。ここまでシリーズ無安打のバレンティン、第3戦でソフトバンク先発が予想させる中田賢一投手の“弱点”から逆転Vの可能性を探った。
○バレンティン
24日の第1戦は3打席連続の遊ゴロ。25日の第2戦は2回2死、5回1死と2打席連続空振り三振。8回先頭で右翼ポール際への大飛球となる右邪飛を放ったが、本来のフルスイングではなく、合わせたような打ち方だった。6打席連続無安打と完全ブレーキとなっている。
眠れる大砲を目覚めさせるには? 第2戦まで左太ももの肉離れの影響で指名打者で起用された大砲を、外野手で起用することだ。外野手スタメンでは11年からの5年間で打率2割8分5厘(1631打数465安打)。一方、DHスタメンでは打率0割9分1厘(44打数4安打)と苦しんでいる。外野スタメンでは足を動かせ、打撃でも一定の集中力を保てるのか? 成績の違いが明らかだ。