劣勢ヤクルト、連敗発進でV率23%…巻き返しのカギは?

2試合で2得点と不振のヤクルト打線

○中田賢一

 今季成績は24試合登板で9勝7敗、防御率3・24。ロッテとのCSファイナルでは7回途中4安打1失点と好投。チームの日本シリーズ進出を決めるCS歴代最多の通算6勝目を挙げた。短期決戦に強い右腕だが、攻略ポイントを挙げるなら「5回」だ。

 今季のイニング別失点数では5回の15失点が最多。CSファイナルでも5回にクルーズ、今江の連打で一、三塁から鈴木の二ゴロの間に1失点している。打順が2巡目に回る5イニング目はチャンスと言えそうだ。

 ここまで2試合で、得点は第1戦の畠山の2ランの2得点のみだ。「5回にバレンティンへまわせ」――。これがツバメ打線復活、逆転日本一への1つのキーワードと言えそうだ。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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