大谷翔平の圧巻21号に元鷹助っ人が感嘆「新人王に向け、走り出している」
被弾のサンプソンは打球を見送らず、その理由とは…
24日(日本時間25日)の本拠地レンジャーズ戦で今季21号ソロを放ったエンゼルス大谷翔平投手。2010年に松井秀喜氏が記録した本塁打数に並ぶ一発は、打球速度が112.9マイル(約182キロ)という高速ホームランだった。これには敵地で試合を中継する「FOXスポーツ・サウスウエスト」の実況チームも驚きを隠せない様子だった。
初回2死走者なし。打席に立った大谷は、レンジャーズ先発右腕サンプソンの初球をフルスイングすると、打球は右翼スタンドに飛び込む先制ソロとなった。この大飛球を見送りながら、敵地実況席で感嘆の声を上げたのは、元ソフトバンク助っ人投手で解説を務めるC.J.二コースキー氏だった。
ニコースキー氏は「この男はこれまで信じられないくらい素晴らしい活躍をしています」と大絶賛。さらにに、被弾したサンプソンが打球を見送ることなく本塁方向へ向き直ったことを指摘し、「なぜなら、この打球はショウヘイ・オオタニが放ったものだと頭に入っていたからです」と、サンプソンの諦めの境地を代弁した。
大谷はこれで9月6本目のホームランを記録。チームはプレーオフ進出の可能性が消えたが、大谷のモチベーションが下がることはない。最有力候補にも挙がるア・リーグ新人王争いに勢いをつける一発に、ニコースキー氏も「新人王に向け、走り出しているのです。素晴らしい本塁打でした」と太鼓判を押した。
(Full-Count編集部)