大谷翔平、意地の同点打 PO消滅後も勝利へ全力「来年につながるように」
手術発表後の試合で勝利貢献、新人王へ「1試合1試合積み重ねて」
エンゼルスの大谷翔平投手は25日(日本時間26日)、本拠地レンジャーズ戦に「4番・DH」でスタメン出場し、6回に同点打を放った。4打数1安打1打点ながら、4-1での勝利に貢献した。試合後にはダグアウト前でヒーローインタビューを受け、「すごくいい形で得点できた」と振り返った。
第2打席は好機で痛烈な打球を打つも、相手の好守などもあって凡退していた大谷。6回に待望のタイムリーが生まれた。1死三塁でトラウトが敬遠され、一、三塁で打席に入ると、左腕ペレスの低めのスライダーをバットを折りながらセンター前に運ぶ同点打。大谷の技ありのタイムリーで同点に追いついたエンゼルスは、この回4点を奪って逆転に成功した。
前日は先制ソロ、この日は同点打で連勝に貢献。試合後のヒーローインタビューでは「すごくいい形で得点できたと思いますし、来年につながるように全員勝ちに向かって1イニング1イニング頑張っていると思う。来年につながるように、そういう1イニングを積み重ねていきたいと思います」と話した。
さらに、メジャー1年目で学んだことを聞かれると、「いっぱいありすぎて1つには絞れないですけど、すごく貴重な経験をさせてもらっているなと思っています」と笑顔。新人王候補に名前が挙がっていることについては「1試合1試合積み重ねて、終わったときにどうなるかわからないので、また明日に切り替えて頑張りたい」と謙虚に話した。
試合前には、今季終了後に右肘靭帯再建手術(通称トミー・ジョン手術)を受けることが発表され、来季は打者に専念する可能性が高くなった大谷。プレーオフ進出の可能性が消滅してからも、目の前の勝利のために全力プレーを続けている。
(Full-Count編集部)