過去に長嶋、高田、高橋も　「首位打者」の巨人ドラ2重信がスター街道に？

球団史上8人目、東京六大学での首位打者から巨人入りは名選手が多い!?

　巨人がドラフト2位指名した早大・重信慎之介外野手が、東京六大学野球・秋季リーグ戦で初の首位打者に輝いた。

　1日の早慶戦（神宮）で「1番・右翼」でスタメン出場。巨人の高橋由伸新監督が視察する中、3回にセンター前に運ぶと、5回にはレフト線へのツーベースを放ち、マルチ安打を記録。打率4割3分2厘をマークした。

　伝統と歴史のある東京六大学で首位打者に輝き、大学卒業後すぐに巨人入りした選手は、重信で8人目。過去には球史を彩った名選手の名前が多く並ぶ。

立大・長嶋茂雄（1956年春に打率4割5分8厘、57年秋に打率3割3分3厘）
明大・高田繁（65年春に打率4割）
立大・槌田誠（66年春に打率4割4分4厘）
早大・阿野鉱二（68年秋に打率4割4厘）
明大・福王昭仁（85年秋に打率4割7分4厘）
慶大・大森剛（88年春に打率5割）
慶大・高橋由伸（96年春に打率5割1分2厘）

　重信は長嶋茂雄終身名誉監督と同じ千葉・佐倉市出身。佐倉シニアではジャイアンツカップで4強入りし、早実2年夏には甲子園に出場した。

　早大では1年春からリーグ戦に出場し、3年秋、4年秋にベストナインを獲得。1番打者として引っ張った4年時はチームが春秋連覇と、エリート街道を歩んできた。

　好打に加え、50メートル5秒8の俊足で平凡な内野ゴロも内野安打に変えてしまうスピードスター。巨人で長嶋終身名誉監督、高橋新監督と同じ“スター街道”を突き進むことが出来るのか、注目だ。

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フルカウント編集部●文　text by Full-Count