古豪高松商が選抜覇者・敦賀気比を逆転で破り初V 公立校優勝は16年ぶり
明治神宮大会決勝、高松商が終盤に逆転
第46回明治神宮大会決勝。四国地区代表の香川・高松商業が今年の選抜覇者でもある北信越地区代表の福井・敦賀気比を逆転で破り、初優勝。1999年の四日市工業以来、16年ぶりの公立優勝を果たした。
敦賀気比・山崎颯一郎、高松商・多田宗太郎の投げ合いとなった試合は5回表まで0-0と両チーム譲らず。先制したのは5回裏、敦賀気比が1番植村元紀外野手、林中勇輝内野手の2本のタイムリー二塁打で2点を奪った。
2点を奪われた高松商業は前の試合で体調不良で登板できなかったエース浦大輝が登板。しかし7回に敦賀気比・上中尾真季外野手に3点目のタイムリーを浴び、苦しい展開となった。
しかし、高松商業は大阪桐蔭を準決勝で破った粘りの野球が8回に実を結ぶ。9番山下樹内野手の内野安打などから無死満塁と攻めると山崎の暴投で1点。3番の米麦圭造内野手がセンターへ2点タイムリーを放ち、同点に追い付いた。さらに5番の美濃晃成内野手のタイムリー三塁打などで2点を追加。この回、一挙5得点で試合をひっくり返した。
高松商業は9回にも3点を奪い、8-3で勝利し、優勝。高松商業は夏2回、春2回の甲子園優勝経験のある古豪。来春の選抜へ弾みをつけた。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count