【明治神宮大会】亜大が延長14回死闘制し2年ぶり5度目V 早大は4冠逃す
早大、延長13回の好機逸し、バッテリーミスで決勝点献上
亜大が18日の明治神宮大会大学の部決勝で早大を延長14回、2-1で下し、2年ぶり5度目の優勝を決めた。
相手のバッテリーミスが決勝点となった。延長14回2死一塁。代わったばかりの早大2番手・吉野和也(3年、日本文理)が初球で暴投。スタートを切っていた一塁走者・藤岡裕大(4年、岡山理大付)は一気に三塁へ(記録は盗塁と暴投)。さらに、暴投で勝ち越した。延長14回裏の守りは難病の黄色じん帯骨化症から復帰した4年生右腕・花城直(八重山)が締めた。
5年ぶりの決勝進出となった早大は、4番・丸子達也(4年、広陵)の特大の右越え2ランで先制。7回にホームスチールで同点に追いつかれたが、先発の2年生左腕・大竹耕太郎(済々黌)は粘り強い投球を披露した。
大竹は延長14回途中まで163球で無四球の熱投を見せたが、延長14回2死一塁で降板した直後に悲劇が待っていた。延長13回1死満塁の丸子の一ゴロ併殺打も響き、春秋のリーグ戦、全日本大学選手権と合わせ、東京六大学初の「4冠」はならなかった。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count