大谷翔平、打者専念の来季は規定打席到達なるか? 番記者が予想「400打数前後」

エンゼルス・大谷翔平【写真:AP】
エンゼルス・大谷翔平【写真:AP】

トミー・ジョン手術に加え、プホルス起用法との兼ね合いも

 エンゼルスの大谷翔平投手は今季メジャー1年目で投打の二刀流を実現させ、ア・リーグ新人王候補にも名を連ねる活躍を見せた。レギュラーシーズン終了翌日の10月1日(日本時間2日)にトミー・ジョン手術を受けたため、来季は打者のみでの出場になる。そこでファンが気になることと言えば、復帰のタイミングと出場頻度だろう。実際には何打数くらい出場することになるのだろうか。MLB公式サイトの番記者は「最終的には400打数前後になると思う」と予想している。

 400打数前後と予想したのは、MLB公式サイトでエンゼルス番記者を務めるマリア・グアルダード記者だ。恒例となっているツイッター連動した読者とのQ&A企画を行なった。まず来季開幕戦の布陣を問われ、「シモンズはショートで確定で、ザック・コザートが二塁か三塁のスポットを得るかどうかは、テイラー・ワード、デビッド・フレッチャーら若手のスプリングトレーニングでの出来次第」と、シモンズ以外は横一線であると分析している。

 その中で、二刀流でメジャーを圧巻させた大谷についても言及。打者として出場可能の開幕戦に間に合う場合を前提とし、「予想ではアルバート・プホルスが一塁の守備に就くことになるでしょう。もし(オオタニが)間に合わないなら、プホルスがDHを務める可能性が高く、ホセ・フェルナンデスやマット・タイス、ジャレッド・ウォルシュらが一塁に就く可能性があります」と指摘している。

 エンゼルスファンの最大の注目は、大谷が打者として開幕戦に間に合うのか、そしてフル出場は可能かどうか。「2019年は、500打数以上を打てますか?」というファンの質問に、同記者は「少し多い気がします」と否定的。トミー・ジョン手術を受けた影響を考慮し、自身の見解を述べている。

「トミー・ジョン手術により、オオタニが開幕戦に間に合うかどうか、定かではなくなりました。エンゼルスは、一塁プホルスを休ませるために、時折DHで先発出場させなければなりません。それにより、来季のオオタニの打席数が減ることもあるでしょう。最終的には400打数前後になると、私は思います」

 大谷は今季、打者として104試合に出場し、326打数93安打22本塁打61打点、打率.285の成績を残している。今季以上に大谷が打席に立つ姿を見れる可能性は高くなるが、開幕戦に間に合わなければ規定打席到達も厳しくなるのかもしれない。

(Full-Count編集部)

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