田中将大は「ヤ軍の鍵」 先発陣は再建必至も「確約されている2人のうちの1人」
Rソックスの強力打線に打ち砕かれたヤ軍先発陣、残るのは田中とセベリーノのみ?
ヤンキースは今季、地区シリーズで宿敵レッドソックスに1勝3敗で敗れ、2009年以来の世界一はならなかった。田中将大投手は第2戦で5回1失点と好投し、昨年に続いてポストシーズン(PS)で絶大な勝負強さを発揮。チームに唯一の白星をもたらしたが、その他の先発投手はレッドソックスの強力打線に打ち砕かれた。
地区シリーズ4試合で防御率10.38と崩壊した先発投手陣の再建は不可欠なヤンキース。地元紙「ニューヨーク・ポスト」は、来季のローテーションに残るのは、田中とエース右腕のルイス・セベリーノだけになる可能性があると指摘。一方で、田中がベテラン左腕のCC・サバシアの残留を望んでいるとも伝えている。
記事では、7月に加入して活躍したJ・A・ハップ、そして、ランス・リンはFAとなり、契約が残るソニー・グレイも先発として結果を残せておらず、トレードされる可能性があると指摘している。今季9勝7敗、防御率3.65の成績を残したサバシアは、来季の現役続行を示唆したが、ヤンキースが再契約に動くかは不透明。ただ、同僚からの信頼は厚く、田中も地元メディアの取材に対して、サバシアの残留を望んでいるとはっきり口にしている。