“生涯現役”中村紀洋の現在地 情熱はプレーよりも未来のプロ選手育成に?
パドレスの野球教室に参加、子供たちを熱血指導
前横浜DeNAの中村紀洋内野手が21日、高知市内で行われたMLBパドレスの少年野球教室にコーチングスタッフとして参加した。2014年にDeNAを退団。以来、所属先がないスラッガーはこの日、参加した小中学生130人に独自の打撃理論を伝授した。
中村が2005年に近鉄からドジャースへ移籍した当時に同球団のアジア担当を務めていたエーシー興梠氏がパドレスの環太平洋オペレーションアドバイザー兼部長に就任。この日は同氏の依頼を受けてコーチ役を務めた。
「ぜひ来てくれということで参加してみようかなと思いました。日本でこういう野球教室が開催されるので、協力したいと思いました」
そう語った中村。子どもたちに打撃と守備を徹底指導し、打撃練習では手本役として次々に打球をスタンドに打ち込むなど、変わらぬ長打力も披露した。