驚異の出塁率に2打席連発 山田哲人が「プレミア12」で見せた底知れぬ力

8試合で12四死球「得点に絡むことに集中して戦っていました」

 世界野球「プレミア12」に出場した侍ジャパン日本代表は、3位で大会を終えた。準決勝で韓国に屈辱の逆転負けを喫したものの、準々決勝までは劇的な試合の連続で6連勝。打線では中田翔内野手、筒香嘉智外野手の活躍が光ったが、今季トリプルスリーを達成した山田哲人内野手も底知れぬ力を見せつけた。

 今大会、全8試合に3番で出場した山田は、実に12個の四死球をマークした。8安打ながら、出塁率は驚異の5割2分6厘。10得点を挙げている。5、6番を打ち、抜群の勝負強さを見せた中田の15打点は圧巻の一言だが、そのチャンスをことごとく3番打者が演出した。山田が出て、筒香がつなぎ、中田が返す。大会を通じて、そんな場面が目立った。

 ヤクルトでは今季、本塁打王に輝き、100打点を記録。さらに、34盗塁で盗塁王に輝いた。チャンスメーカーであり、ポイントゲッターでもあったが、日の丸を背負い、初めて真剣勝負の国際大会に出場した「プレミア12」では、同じ3番に座りながらチャンスメークに重心を置いた。

「シーズンと違う緊張感の中でやらせてもらって、打席の中でも緊張しました。僕の後ろには筒香さんとか中田さんとか調子のいいバッターが多くて、四球とか出塁にこだわって、得点に絡むことに集中して戦っていました」

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