マエケン争奪戦が本格化、ド軍は岩隈と両獲りも カージナルスの動向も注目
岩隈は契約合意、いよいよ前田の争奪戦が本格化へ、果たして本命は?
メジャーリーグの球団フロント、代理人らが一同に会するウインターミーティングが7日に開幕。例年、大物選手の移籍がまとまるこの会議で、広島カープからポスティングシステムを利用してメジャー移籍を目指す前田健太投手の動向に大きな関心が集まりそうだ。
「先発投手の歴史的豊作」との呼び声通り、今オフは目玉のFA投手の超大型契約が早々に相次いでまとまった。エース級の契約を手にする投手で市場に残っているのはロイヤルズからFAとなったジョニー・クエトくらい。今後は前田を含め、第2グループ以降の投手の契約が進展することになる。
広島がポスティング移籍を容認して以降、前田の名前も米メディアで大きく報じられるようになった。四球が少なく安定感のある投手で優秀な先発3番手というのが一般的な評価。ダルビッシュ有(レンジャーズ)や田中将大(ヤンキース)のような絶対的なエース格ではないものの、これまで年間200イニングを超えたのが4シーズンあり、堅実で年間通した活躍を見せてきた。
ドジャースとヤンキースで活躍した黒田博樹(広島)のようにメジャーで重視される先発投手の要素を備えていると見る声もある。11月に行われたゼネラルマネジャー会議でも名前が挙がるなど、他の有力なFA投手が30代である一方、27歳という若さも高評価の一因になっている。