女子野球ジャパンカップ 日本大学国際関係学部が柳の好投でベスト4進出

先発のマウンドに立ち好投した日本大学国際関係学部・柳理菜【写真提供:日本女子プロ野球リーグ】
先発のマウンドに立ち好投した日本大学国際関係学部・柳理菜【写真提供:日本女子プロ野球リーグ】

先発の柳が苦しみながらも6回4安打無失点の力投

 第8回女子野球ジャパンカップ大会2日目となった27日、第1試合は日本大学国際関係学部が4-0で京都両洋高校に勝利しベスト4進出を決めた。

 共に初出場同士の対決は4回まで手に汗握る投手戦となった。そんな中、試合が動いたのは5回だった。

 日本大学国際関係学部は2死二、三塁から1番・鈴木綾乃が2点タイムリーを放ち先制に成功。さらに6回にもタイムリーとスクイズで着実に点を奪いリードを広げた。先発の柳理菜は6回4安打無失点と圧巻の完封劇で初のジャパンカップ出場となった京都両洋打線を退けた。

 ピンチを背負いながらも粘りの投球でスコアボードに「0」を並べた柳は「とにかく苦しかった。ストレートも変化球も制球が定まらず、自分自身の内容は最悪だった。それでも野手の活躍に救われて勝てたことは良かった」とナインに感謝した。

 敗れた京都両洋も来春よりプロ入り内定のエース坂原愛海とキャッチャー平井菜生のバッテリーが中盤までゲームを作り接戦を演じた。終盤に力尽きた坂原は「どのバッターも簡単に打ち取れず、球数が多くなってしまった。このジャパンカップで課題が多く見つかったので、次のステージまでに鍛え直したい」と、さらなる成長を誓っていた。

(Full-Count編集部)

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