東京五輪に大谷は出場できず!? メジャー40人枠外の選手に出場許可と米報道
NPBは全面協力方針も、MLB機構と温度差を埋められず
2020年に開催される東京五輪では、2008年の北京五輪以来3大会ぶりに野球が競技として復活する。侍ジャパンを率いる稲葉篤紀監督は、自国開催となる五輪での金メダル獲得を目標に掲げ、チーム強化に尽力。その一環として、9日からはMLBオールスターチームと「2018日米野球」に臨む。
野球シーズン真っ只中の7月下旬から8月に開催される東京五輪には、NPBはシーズンを一時中断して全面協力する意向を示しているが、MLB機構はこれまで立場を明らかにしていなかった。だが、MLB公式「MLBネットワーク」のジョン・モロシ記者は6日(日本時間7日)、自身のツイッターで「MLB機構はメジャー登録40人枠に入らない選手に、2020東京五輪と2019年に始まる予選への参加を認める方針だ」と伝えた。選手が五輪および予選に参加するか否かは、所属チームが1人1人検討し、許可を与えることになるという。
この方針が日本人メジャー選手にも適応されることになれば、ヤンキース田中将大投手、エンゼルス大谷翔平投手、カブスのダルビッシュ有投手らの五輪参加は不可能となる。
いずれにせよ、米国やドミニカ共和国、ベネズエラ、プエルトリコなど、メジャー選手を多数輩出する国や地域の代表チームは、マイナー選手ら若手が中心の構成となる模様。NPBとMLBの間にある五輪に対する温度差は埋められなかったようだ。
(Full-Count編集部)