田中将大が恒例の古巣訪問で平石新監督にエール 「1つでも多く勝ってほしい」
古巣・楽天の球団事務所に挨拶に訪れたヤンキース田中
ヤンキースの田中将大投手が20日、古巣・楽天の球団事務所へ挨拶に訪れた。楽天生命パーク宮城の室内練習場で取材に応じ、「来シーズン、いい成績を皆さんに報告できるようにまた頑張ってやりたいなと思います」と決意を新たにした。
メジャーで5年目のシーズンを終えた田中が仙台に帰ってきた。「毎年、帰ってきているので、すごく懐かしいというわけではありませんが、新しい建物が建っていたりして、どんどん変わっていっているなという印象は今回も受けました」と、7年間を過ごした街の変化について話した。
最下位に沈んだ古巣については「試合結果はいつも気にしていました」と話し、ともに自主トレを行っている則本昂大投手や松井裕樹投手ら「チーム田中」の面々についても口を開いた。
「特に一緒に自主トレしている選手が投げたりすると、どうだったんだろうと余計、気になります。苦しかったシーズンじゃないかなと思いますが、本人たちなりにこの悔しさや失敗したことを糧にして、またさらに成長していける選手たちだと思っているので、どういう風になっていくのか、来シーズンの楽しみでもありますね」
楽天は平石洋介新監督のもと、15年目のシーズンを戦う。球団史上初の生え抜き監督となった平石監督と2007年から5年間、チームメイトだった田中は「時代の流れを感じます。個人的にもプライベートでお付き合いがあったり、本当によくしていただいた方」と感謝し、「チームでいい結果を出してほしい。1つでも多く勝ってほしいです」とエールを送った。