スコアラーの本音は…復活目指す阪神・藤川球児は「モノが違う。ダントツ」
かつての“女房役”も復活予言、 「直球の質は落ちていない」
阪神に復帰した藤川球児投手が、4年ぶりとなるNPBでのシーズン開幕へ向け、順調に調整を続けている。かつての絶対守護神は先発として起用される見込みだが、代名詞の「火の玉ストレート」には早くも称賛の声が相次いでいる。宜野座キャンプを視察したかつての“女房役”も復活を予言した。
メジャーでは、1年目の2013年に右肘靭帯再建手術(通称トミー・ジョン手術)を受け、リハビリに多くの時間を費やした。15年途中にレンジャーズで戦力外となるまで、3シーズンで通算29試合の登板にとどまり、1勝1敗2セーブ、防御率5.74。MLBで不本意な成績に終わった右腕は、果たして阪神で復活を遂げられるのか。右肘にメスを入れた影響はないのか。そして、渡米前に打者を圧倒していたストレートは全盛期にどれだけ近づいているのか。
ヤクルト、日本ハム、阪神、横浜の4球団で捕手として活躍し、阪神では藤川とバッテリーを組むことも多かった野球解説者の野口寿浩氏は、2月上旬に宜野座キャンプを視察。「ストレートの質は落ちてない」と話した。
チーム内での評価も極めて高いという。昨年まで阪神の1軍内野守備走塁総合コーチを務め、今季からチーム付のスコアラーに転任した山脇光治氏は、その投球に舌を巻いていると野口氏は明かす。