再脚光を浴びる本塁打“強奪”動画 今季MVPのベッツが3年前に見せた超美技
3年連続ゴールドグラブ外野手が見せた超絶美技
2018年ワールドシリーズを制したレッドソックスで、主力として136試合に出場、打率.346、32本塁打、80打点の成績を残し、ア・リーグMVPを獲得したムーキー・ベッツ外野手。3年連続でゴールドグラブ賞を受賞するなど、打撃だけでなく守備でも“超一流”のプレーを見せるベッツは、これまでに何度となくスーパープレーでチームを救ってきた。そんなベッツが2015年に披露したホームラン“強奪”が、再び話題となっている。
この超美技の動画を公開したのはMLB公式ツイッターのスペイン語版アカウント。2015年、本塁打王を獲得したクリス・デービス内野手(オリオールズ)が放った大飛球は、レッドソックスのフェンウェイ・パークの右中間フェンス奥にあるブルペンに向かってぐんぐん伸びていった。これに対し、ライトを守っていたベッツはフェンス際で大ジャンプ。本塁打をまさに“強奪”することに成功し、リッチ・ヒル投手の完封勝利を強力にアシストした。
この美技を目の前で目撃することになったレッドソックスのブルペン陣は狂喜乱舞。実況も「ムーキー・ベッツのアンビリーバブルな捕球です! 打球を(スタンドから)引き戻し、(クリス)デービスの打球を奪い、ゲームセットです!」「信じられますか? 彼はフェンスにぶつけながらもバランスを保ち、ボールがグラブに収まっているということを審判に直ちにアピールしました」と興奮を隠せなかった。
勝ち誇ったようにグラブを掲げながら、渾身の“どや顔”でマウンドに帰ってきたベッツ。悲願のワールドシリーズ連覇に向けて、ベッツの活躍に来季も期待したい。