マリナーズで“二刀流”挑戦の大谷元同僚コワート 球速は「約150キロくらい」

マリナーズへの移籍が決まったケイレブ・コワート【写真:Getty Images】
マリナーズへの移籍が決まったケイレブ・コワート【写真:Getty Images】

「自分ができることで、より価値を生むことであるなら、やらない理由はない」

 エンゼルスからウエーバーにかけられ、マリナーズへの移籍が決まったケイレブ・コワート内野手。今季エンゼルスでは47試合に出場し、打率.134、1本塁打10打点だったコワートだが、移籍先のマリナーズはこのコワートを、投打“二刀流”で育てていく方針でいる。

 2010年にエンゼルスにドラフト指名された際は、投打に優れた才能を見せていたコワート。プロ入り後は野手に専念してきたが、大谷の“出現”により、メジャーリーグでも二刀流への肯定的な考え方が広まり、今回のコワートの二刀流への挑戦に繋がった。

 MLB公式ラジオ局「MLBネットワークラジオ」に出演し、二刀流挑戦について「昔は投げていた。自分ができることで、より価値を生むことであるなら、やらない理由はないと思う」と語り、さらに自身の球速について「分からないよ。90マイル台半ば(約150キロ前後)くらいかな。93(約149.6キロ)?94(約151.2キロ)くらい。もっと速い方がいいが、投げているうちに上がるかもしれない」とした。

 エンゼルス時代のチームメートであるマイク・トラウト外野手と対戦するとしたら、どう攻めるかを問われたコワートは「スプリットを3球投げるよ」と回答。「もちろんトラウトは素晴らしい人であり、素晴らしい野球選手でもある。彼のことを本当に尊敬している。一緒にプレーした中で最高の選手だ」とMVPに2度輝いたトラウトを絶賛した。

 複数のポジションでプレーできるユーティリティー性も武器だと語るコワート。来季からは、さらに投手というポジションもそこに加わるかもしれない。「僕は多くのポジションでプレーできる。それがアピールポイントだと思う。投げることもできる」と語る一方で「ショウがしていることとは少し違う。もちろん彼は素晴らしい打者であり、素晴らしい投手でもある。僕とは少し状況が異なるんだ」と、大谷翔平投手の二刀流は、また異質のものであるとしていた。

(Full-Count編集部)

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