大谷復帰時期が大きく影響? 来季のプホルス出場頻度を番記者が予想
今オフに左打ちの一塁手ボーアを獲得、大打者と役割分担か
エンゼルスは今オフ、フィリーズからFAとなっていた一塁手ジャスティン・ボーアを獲得した。4年連続2桁本塁打を誇る左の強打者が加わり、打線に厚みが生まれたが、気になるのはその起用法だろう。ボーアは一塁とDHで起用される見込みだが、一塁にはアルバート・プホルス、DHには大谷翔平がいる。ボーアの獲得は、通算633発&3082安打を誇る大打者プホルスにどんな影響を与えるのだろうか?
球団公式サイトでは、恒例の読者の質問に答える企画を展開。「プホルスはどのくらいのプレー時間を与えられると思いますか? 契約をバイアウトする可能性はあるのでしょうか?」という質問に、番記者を務めるレット・ボリンジャー氏が答えた。
プホルスの出場機会はボーアだけではなく、大谷の復帰時期にも左右されそうだ。ボリンジャー記者は「エンゼルスはまだ一塁手プホルスとボーア、トミー・ジョン手術を受けてDH出場に限られるオオタニにどのくらいプレーさせるか考えています」と返答。ウインターミーティングでブラッド・オースマス監督が、大谷は来季開幕には間に合わないだろうと言ったことに触れ、「シーズン序盤はプホルスとボーアが一塁とDHを分担するでしょう」としている。
だが、大谷が復帰すれば、大谷がDHとして大半の試合に出場すると指摘。プホルスは一塁をボーアと分け合うことになるが、ここで問題が生じるという。右打者のプホルスに対して左打者のボーア。となれば、マッチアップを考えると、相手先発が右腕の時はボーアがスタメン出場すると考えるのが順当だが、プホルスはここ2年、対右腕の方が対左腕の打率を上回っているという。
ボリンジャー記者は「どのような起用になるのか興味深い」としているが、その時のチーム状況、また各選手の状態にも起用は左右されそうだ。あるいは、大谷が開幕に間に合えば……? 大谷、プホルス、ボーアの起用法には大きな注目が集まる。
(Full-Count編集部)