「ハリー・フレイジーにオオタニを売らせるな」MLB公式、ルースになぞらえ“忠告”
フレイジーはルースをヤンキースに売却したレッドソックスオーナー
二刀流としてMLBに旋風を巻き起こし、ア・リーグ新人王に輝いたエンゼルスの大谷翔平投手。右肘の故障でシーズン後半は打者でのプレーだけとなったが、それでも、投手として10試合に出場して4勝2敗、防御率3.31、打者としては104試合で打率.285、22本塁打61打点の成績を残した。
シーズンオフとなっても、様々な米メディアによって2018年シーズンが回顧され、その度に大谷が今季成し遂げた偉業に脚光が浴びせられている。そして、このたびMLB公式サイトでは、2018年シーズンで話題となった25個の出来事に注目。その2番目に、大谷翔平が登場している。
MLB公式サイトのアンソニー・カストロビンス記者は「初球から始まった:2018年に気に入った25の話題」と題した特集記事を掲載した。カブスのイアン・ハップがマーリンズとの開幕戦で放った史上2人目となる開幕戦初球本塁打に続いて登場したのが、大谷だった。
「ハリー・フレイジーに、彼を他のチームに売らせてはならない」と切り出し、大谷の二刀流の活躍を「トミー・ジョン手術を必要とした肘の怪我により、投手としてのシーズンは悲痛に終わってしまったが、エンゼルスのルーキーであるショウヘイ・オオタニはベーブ・ルースと並び、1シーズンで10先発登板と20本塁打を達成した唯一の選手となった。日本からやって来る前に言われていた多くのルースとの比較を正当化し、大差でア・リーグ新人王を受賞した」と称賛している。
ここで登場するハリー・フレイジーとは、かつてのレッドソックスのオーナー。ベーブ・ルースを宿敵のヤンキースへと売却し「バンビーノの呪い」の発端となった人物だ。大谷翔平を、ベーブ・ルースになぞらえ、エンゼルスは絶対に大谷を売却してはならないと指摘していた。
(Full-Count編集部)