大谷翔平は投手でも「特筆すべき存在」 被打率.036の宝刀は「手が付けられない」

エンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】
エンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

MLB公式「素晴らしいデビューを飾った投手10人」に選出

 2018年、MLBに大きな衝撃を与えたエンゼルス大谷翔平投手の出現。ベーブ・ルース以来の二刀流選手として、投打で活躍。右肘の故障でシーズン後半は打者でのプレーだけとなったが、それでも、投手として10試合に出場して4勝2敗、防御率3.31、打者としては104試合で打率.285、22本塁打61打点の成績を残した。二刀流は米でも衝撃を持って受け止められ、大谷はア・リーグ新人王に輝いた。

 そんな2018年も残りわずかとなり、米メディアでも今季を回顧する記事が続々と掲載。MLB公式サイトでは「2018年に素晴らしいデビューを飾った投手10人」と題した特集が組まれ、その中にも大谷が登場している。

 今季、レイズで16勝をあげたライアン・ヤーブロー投手やジャイアンツのデレック・ロドリゲス投手、カージナルスのジョーダン・ヒックス投手らとともに10選に入った大谷。投手としては10試合の登板で、4勝というシーズンだったが、それでも、インパクト十分のデビューだった。

 MLB公式の記事では大谷のスプリットの被打率が.036だった点を鍵に挙げ「オオタニは既に素晴らしいルーキーイヤーを過ごした打者リストの中に入っている。そして、彼は2018年は51回2/3しか投げておらず、2019年は登板の機会が皆無となる可能性が高い。けれども、彼はこの部門でも間違いなく特筆すべき存在である。オオタニの“テーブルから落ちるような”スプリットは、おそらく今年のメジャーリーグで最も破壊力のある球であった」と絶賛している。

 そして160キロ前後の真っ直ぐと切れ味鋭いスライダーとのコンビネーションも評価。「彼の90マイル中盤~後半の直球とえげつないスライダーを警戒せざるを得ない中で、打者たちはこのスプリットに対しては基本的に手が付けられなかった。彼のスプリットは55.8%の空振り率を記録し、打者たちは二塁打1本、本塁打無し、長打率.055、35三振した」と、その威力を高く評価していた。

(Full-Count編集部)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY