“ポスト雄星”“ポスト浅村”は誰だ!? …2019年、西武ブレーク期待の有望5選手
2年目となる齊藤大はオーストラリアで11戦連続無失点の活躍
2018年、10年ぶりにパ・リーグを制覇した西武。圧倒的な破壊力を誇った強力打線を全面に押し出し、開幕から1度も首位の座を明け渡すことなく歓喜の胴上げの瞬間を迎えた。ただ、クライマックスシリーズでソフトバンクに敗れて日本シリーズ進出はならず。2019年はその日本一を目指す戦いとなる。
リーグの頂点に立ちながら、オフは激動となった。FAで浅村栄斗内野手が楽天へ、炭谷銀仁朗捕手が巨人へ移籍し、菊池雄星投手はポスティングシステムを利用して米マリナーズ入りが決定。優勝を支えた投打の軸がチームから去ることとなり、今季はその穴を埋める新戦力の台頭が期待される。
そこで、西武で今季のブレイクが期待される5人の選手を厳選。昨季イースタンではチーム最多47試合に登板し、防御率1.97の好成績を残した3年目の中塚駿太投手は僅差で選を漏れたが、今井達也投手や高橋光成投手に続く存在となる有望株をピックアップしてみた。
〇齊藤大将投手(2年目、23歳)
2017年のドラフト1位で明大から加入した左腕。ルーキーイヤーは主に中継ぎで16試合に登板し、1勝3敗0セーブ1ホールド、防御率7.02だった。16回2/3で17四死球と制球面に課題を残す一方で、ボールの威力は感じさせた。オフにはオーストラリアで武者修行を積み、11試合連続無失点と好投。来季の飛躍を期待される1人だ。
〇本田圭佑投手(4年目、25歳)
2015年のドラフト6位で東北学院大から入団。2018年は1軍登板1試合のみ、しかも2回1/3で7安打2本塁打6失点と炎上したが、イースタン・リーグでは10試合に登板してチームトップの6勝。防御率も2.84を記録した。菊池が抜けた先発ローテに割って入ってきてほしい1人。
〇金子一輝内野手(6年目、23歳)
“ポスト浅村”として名前の挙がる1人。日大藤沢高から2013年ドラフト4位で加入した内野手は2018年に1軍デビューを果たすと、5月22日のソフトバンク戦で森唯斗から初安打初本塁打の離れ業を演じた。5年目は6試合のみの出場だったが、西武らしく俊足も武器として持っており、二塁手候補として期待の若手だ。
〇山田遥楓内野手(5年目、22歳)
2014年のドラフト5位で入団した、こちらも“ポスト浅村”の候補の1人。2018年はイースタン・リーグで8本塁打を放っておりパンチ力を武器としている。1軍でも14試合に出場し、初先発を飾った9月19日の日本ハム戦では初安打で初本塁打を放った。金子一とともに期待の内野手の1人。
〇愛斗外野手(4年目、21歳)
今季で4年目となる高卒外野手。昨季はイースタン・リーグでチームトップとなる13本塁打を放っており、山川穂高が本塁打王に輝いた西武にとって次なる大砲候補として期待の1人だ。浅村がチームを去り、二塁手が不在に。外崎がその二塁に入った場合に1枠空く外野手の座を狙う1人だ。
(Full-Count編集部)