初出場の明石商がV候補・東邦破り8強 “バンビ2世”藤嶋が散る

明石商エース吉高が5安打完封

 第88回選抜高校野球大会は26日、7日目が行われ、初出場の明石商(兵庫)が優勝候補の一角だった東邦(愛知)を3-0で破り、ベスト8入りを果たした。明石商打線がプロ注目の右腕、バンビ2世こと藤嶋健人投手を攻略した。

 明石商の打線が初回から藤嶋を攻略した。2アウト一塁から4番の小西翔太が強振し、左翼越え二塁打を放って先制。3回に大西進太郎がレフトへ二塁打を放つなど、得点には結びつかなかったが、その後も得点圏に走者を進め、藤嶋を追いつめていった。

 1-0で迎えた7回1アウト一塁。その大西がまたも藤嶋の直球をとらえ、左越えへダメ押しの二塁打。思い切りの良いスイングで大きな追加点をマークした。8回にも藤原祐介の左越え二塁打で3点目を挙げ、リードを広げた。

 藤嶋以上の好投を見せたのが明石商のエース・吉高壮。最速145キロの直球をみせるなど、粘り強い投球で5安打完封勝利。日南学園(宮崎)戦に続き、2試合連続完投勝利となった。藤嶋は四死球や右打者に長打を打たれる場面が多く、8強入りはならなかった。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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