昨春V敦賀気比、海星に敗れ連覇ならず プロ注目右腕・山崎散る
史上3校目の春連覇ならず
第88回選抜高校野球は27日、大会8日目を終え、第3試合で昨春優勝の敦賀気比(福井)が1-2で海星(長崎)に敗れ、史上3校目の連覇はならなかった。
先制したのは海星。プロ注目の敦賀気比・山崎颯一郎の立ち上がりを攻め、4番の小畑翔大が先制のタイムリー二塁打を左翼へ。5回にも加点し、山崎を追い詰めていった。
敦賀気比は反撃したいところだったが、海星先発の春田剛志の前に初回の林中勇輝のヒット1本に封じ込まれた。海星はここまで継投で勝ち上がっており、6回から好投の春田に代え、土谷一志がマウンドへ。その土谷から林中が追撃のソロをレフトスタンドへ運び、1点差に迫ったが、最後まで1点が遠かった。山崎は9回9安打2失点にまとめたが、直球を痛打される場面が目立った。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count