引退した川端友紀さんの「23」、女子プロ野球史上初の永久欠番に 「大変光栄」
昨季限りで引退したスター選手「今後も女子プロ野球の発展を支えていければ」
女子プロ野球リーグ(JWBL)は31日、京都市内で2019シーズン新チーム体制発表会見を行い、昨季限りで現役を引退した川端友紀さんが京都アストドリームス、埼玉アストライアでつけていた背番号「23」を女子プロ野球史上初の永久欠番に制定したと発表した。
川端さんは2009年の女子プロ野球リーグ第1回合同トライアウトに合格し、女子プロ野球リーグ1期生として京都アストドリームスに入団。ヤクルト川端慎吾内野手と日本初の「兄妹女子プロ野球選手」として話題となった。
リーグ初年度から2年連続の首位打者に輝き、リーグ屈指のスター選手に。2013年には創設された埼玉アストライアに移籍し、同年に自己最高の打率.431で3度目の首位打者に輝いた。最多打点、最高出塁率のタイトルも獲得し、初の角谷賞(MVP)に選出。昨季まで女子プロ野球界を牽引し、リーグ通算380試合出場、歴代2位の432安打、2本塁打、192打点、98盗塁、通算打率.373という成績を残した。
さらに、野球日本代表「侍ジャパン」女子代表にも2012年から選出され、4大会連続で女子野球ワールドカップに出場。昨年も米国で行われた第8回大会で主軸として活躍し、日本代表を6連覇に導いた。
川端は背番号「23」が永久欠番となったことについて、VTRで「永久欠番となり大変光栄に思っています。今後も女子プロ野球の発展を支えていければと思います」とコメントを寄せた。
(Full-Count編集部)