元広島デラバーが引退発表 2016年途中加入もわずか2試合登板で退団
メジャー通算15勝9敗、防御率4.07の長身右腕
元広島のスティーブ・デラバー投手が4日(日本時間5日)、カナダのラジオ番組「Outta the Park」に出演し、現役引退の意向を明かした。米最大移籍情報サイト「MLBトレード・ルーモアズ」によれば、デラバーはまだ正式な手続きはとっていないが、「次に進む準備ができた」と話し、現役生活にピリオドを打つとしたという。
デラバーは2003年ドラフト29巡目でパドレス入りしたが08年に解雇。その後、独立リーグでプレーし、一時は野球から離れていた時期もあった。だが、2011年にマリナーズとの契約にこぎ着け、同年にメジャーデビュー。ブルージェイズ、レッズを経て、2016年6月に広島と契約したが、1軍ではわずか2試合(2イニング)の登板にとどまった。
2017年はインディアンスとマイナー契約を結んで米球界に復帰したが、薬物規定違反のために80試合の出場停止処分を科され、昨季はレンジャーズ傘下3Aでプレーした。
出演したラジオ番組では、現在は故郷で高校生に野球を教えていると明かしたデラバー。196センチの長身右腕は、メジャー通算6シーズンで190試合に投げ、15勝9敗、防御率4.07の成績を残し、キャリアを締めくくった。
(Full-Count編集部)