MLB通算1425安打の強打者、米独立リーグで二刀流として「キャリア再生」へ

MLB通算1425安打を誇るジェームズ・ロニー【写真:Getty Images】
MLB通算1425安打を誇るジェームズ・ロニー【写真:Getty Images】

ドジャースにドラフト1巡目入団のロニーが「野手・投手としてプレー」

 メジャー通算1425安打、108本塁打、669打点を誇る34歳のジェームズ・ロニー内野手が、米独立リーグで「二刀流」として再スタートを切ると、米メディアが報じている。

 米最大の移籍情報サイト「MLBトレードルーモアズ」は、ベースボール・アメリカのJJ・クーパー記者がツイッターで伝えた第一報を紹介する形で「ジェームズ・ロニーがシュガーランド・スキーターズと契約」とレポート。「元メジャーリーガーの一塁手ジェームズ・ロニーは独立リーグのシュガーランド・スキーターズと契約し、キャリアの再生を狙っている」と報じている。

 さらに、新球団での役割について「ロニーは新球団で野手・投手としてプレーする予定であり、それに加えて、選手兼任コーチも務めることになる」とも言及。左投げ左打ちのロニーが、高校時代には二刀流のプロスペクトだったことも紹介している。

 2002年にドジャースからドラフト1巡目(全体19位)で指名され、2006年にメジャーデビューしたロニーは、レッドソックス、レイズ、メッツなどでプレー。通算1443試合に出場している。通算打率.284を誇った好打者だった。

 2017年にはシーズン途中から韓国LGでプレー。23試合で打率.278という成績で2軍降格を告げられると、それを受け入れず帰国したため、KBOの任意引退選手のリストに入っていた。記事では、このことについても触れつつ、「ロニーが二刀流選手としてメジャー復帰できるかは、現時点では確かに不明のままであるが、その見込みは低いようである。『選手兼任コーチ』も契約の一部となっているため、それ(メジャー復帰)が彼にとっての目標でない可能性もある」と推測している。

 エンゼルスの大谷翔平投手の鮮烈なデビューにより、米国では二刀流に挑戦する選手が増え始めている。34歳でメジャーでも実績十分のロニーが、この波に乗ることになるのだろうか。

(Full-Count編集部)

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