大谷翔平がティー打撃再開 2日連続で手応え「できれば外でフリーしたいな」
20球→25球と着実に前進「確実に進んでいる」
エンゼルスの大谷翔平投手が23日(日本時間24日)、米アリゾナ州テンピの球団施設でティー打撃を行った。前日に置きティーを使った打撃練習を再開し、20球を振ったが、この日は25球に増量。久しぶりにバットでボールを捉える感覚を味わい、「前進したなというところで、1つ良かったのかなと思います」と明るい表情を浮かべた。
一歩前進した喜びが表情に溢れた。2日連続のティー打撃練習を終えて報道陣に対応した大谷は、「ほぼ不安なくできたので良かったのかなと思います」と話した。置きティーを使った打撃練習では、低めの設定が多めながら満遍なく「ほぼ思い切り打ちます」という。少しずつだが、実戦復帰に向けて踏み出した一歩。「できればもっともっと上げていきたいなって気持ちはありますけど、でも、確実に進んでいるなとは思うので、そこに楽しみも覚えてますし、また次のステップに向かってやりたいなって意欲的な部分も出てきているかなと思います」と声を弾ませた。
右肘靱帯再建手術を受けた後、リハビリを行う中で、ここまでは素振りで打撃感覚を整えてきた。実際にボールをバットで捉えたのは、昨シーズンの最終戦、現地9月30日以来のこと。「打たないよりはボールが実際にあって打った方が楽しいですし、(ボールが)前から来た方がもっと楽しいですし。それはやれる(練習の)クオリティーは低いですけど、楽しいと思います」と喜びを語った。
2日連続のティー打撃を終え、「今は自分のタイミングで振っているので崩れることもない」と手応えはある。「打感も良かったですし、できれば外でフリー(打撃)したいなっていう気持ちになります」と、打撃を100%解禁される日を待ち望んだ。
球団首脳陣は、大谷に関して5月中にDHとしてメジャー復帰させることを想定。誰もが待ちわびるその日に向けて、順調にステップアップを続けている。
(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)