MLBの「現役最強右腕」に禁止薬物使用疑惑が浮上!? 本人は完全否定
2年連続ノーノーを達成、前田を抑えて月間MVP獲得が濃厚なアリエッタだが…
現在のメジャーで「最強右腕」との呼び声も高いカブスのジェイク・アリエッタ投手に、禁止薬物使用疑惑が浮上。これを本人が否定し、米国内で大きな話題となっている。
昨季のサイ・ヤング賞右腕は、今季も21日(日本時間22日)のレッズ戦で2年連続のノーヒットノーランを達成するなど、圧巻の活躍を見せている。ここまで4試合で4勝無敗、防御率0.87。27日(同28日)のブルワーズ戦で好投すれば、3勝無敗、防御率0.36の前田健太投手(ドジャース)らを抑え、月間MVPを獲得することが濃厚だ。
ただ、2007年のドラフト5巡目でオリオールズに入団した右腕は、2010年のデビューからぱっとしない成績だった。オリオールズでは2013年途中まで在籍し、69試合で20勝25敗、防御率5.46。しかし、カブスに移籍してからは約2年半で71試合に登板し、40勝13敗、防御率2.17と成績が急上昇。特に、2014年以降は抜群の安定感を見せている。
米全国紙USAトゥデイは、アリエッタに浮上している薬物疑惑について特集記事を掲載。「アリエッタは記録的な快投を続けているが、同僚やファンに心から祝福されていないことに気づいている」とした上で「不正行為なしに、一体どうしたら3年前スコット・フェルエドマンとトレードされた投手がボブ・ギブソンの生まれ変われになるだろうかと思うのは自然なことだ」と指摘した。
アリエッタは現在、24試合連続クオリティースタート(QS、6回以上を自責3以下)と抜群の安定感を見せており、カージナルスで通算251勝(174敗)を挙げて殿堂入りしたギブソン氏が持つメジャー記録の26試合連続QSに迫っている。