大谷翔平、今週末にも”本格ティー打撃”を再開へ「『ゴー』が出たら。自分ではいける」
2日連続の球筋チェック&6日連続の置きティー「投手との距離感、タイミングを」
昨年10月初旬に右肘内側側副靭帯再建術(トミー・ジョン手術)を受けた影響で今季は打者に専念するエンゼルスの大谷翔平投手が27日(日本時間28日)、米アリゾナ州テンピの球団施設でリハビリ。2日連続でブルペンで打席に入って球筋を確認した。昨季10勝を挙げたバリアの球を計22球。「各投手タイミングも違いますし、球質も違う。まずは投手との距離感だったりとか、タイミングをしっかりと。打ちはしないですけど、ポイントまではかる、ということじゃないかなと思います。いろんな投手のタイミングを一発で。初めて見た投手に対して、どういう風に見えるのかがすごく大事かなと思います」と話した。
志願しての“ブルペン入り”だった。大谷は置いた球を打つティー打撃を終えると、ヘルメット、肘当て、レガースと“臨戦態勢”で打席に立った。当初の予定にはなかったが、前日に続いてのブルペンでの球筋チェック。「ある程度、投手も実戦で投げて、打者が立っても迷惑のかからないタイミングでいいかなと。そろそろいいのなかと思っていきました」と振り返った。
置いた球を打つティー打撃は6日連続。前日より5球多い40球を打った。「予定通りです。まだティーぐらいなので、”連チャン”でやっても問題ない。たまにはやらないこともあるかなと思いますけど、今のところはやる予定かなと思います」。今週末にも下から投げてもらうティー打撃に移行する見込み。「(球団から)『ゴー』が出たら。自分ではいける雰囲気はある。後は許可が出るか」と明かした。
(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)