西武内海が開幕ローテ決定! 辻監督明言「アピールも何も、予定しています」
ベテランの技を絶賛「丁寧に投げれば抑えられるという“お手本”」
■広島 6‐1 西武(オープン戦・2日・佐賀)
西武の辻発彦監督が2日、今季オープン戦初戦となる広島戦(佐賀)に先発した内海哲也投手の開幕ローテーション入りを明言した。この日、36歳左腕は3回1安打無失点の好投を見せていた。
オフに人的補償で巨人から加入した内海が、新天地で早くも開幕ローテの座を手にした。辻監督は「この時期に3イニング投げることができた。彼の持ち味が非常に出ていた」と絶賛。開幕ローテーション入りへアピールになったかと報道陣から質問が飛ぶと、「アピールも何も、(ローテ入りを)予定していますから」と笑顔を見せた。
最速139キロながら広島打線を沈黙させたベテランの投球術に「しっかりストライクが取れる。ボール先行で始まる投手ではない。若い投手も勉強しないといけない。140キロ出なくても、丁寧に投げれば抑えられるという“お手本”」と戦力以上の価値を感じているようだった。
小野投手コーチも「さすが。コントロールもそうだし、タイミングを外す上手さもある」と唸った。
試合は1-6で敗れ、オープン戦は黒星発進となった。辻監督は、4番手・伊藤が7回に2死三塁から曽根に与えた四球について言及。「せっかく2アウトまで来たのに、あそこでストレートのフォアボールはない。次のバッター(曾澤)は怖い。もう1つ踏ん張れれば。打たれたのはしょうがないけど、残念だった」と悔やんだ。