NTT東日本・新人向山がマルチ安打&二盗デビュー「いいデビューできた」
法大4年時に主将&大学日本代表を経験 2年後のプロ入りを目指す
■第74回JABA東京スポニチ大会予選リーグ 第2試合
NTT東日本 10-1 トヨタ自動車東日本 ※規定により7回コールド
NTT東日本は今年からチームに新加入したフレッシュな力が躍動した。法大から入社した向山基生外野手が11日、マルチ安打デビューを飾った。チームは10ー1の7回コールドでトヨタ自動車東日本を下した。
向山は東京スポニチ大会予選リーグ第2試合(神宮)で「2番・中堅」で先発出場した。1回1死から先発・千葉の直球を捉えて左越え二塁打を放って先制点を呼び込むと、2点リードの3回の第2打席目では遊撃内野安打。すかさず二盗を決めて4番・長澤の適時打で4点目のホームを踏んだ。公式戦デビューでいきなり存在感を示した。
攻撃的な走塁と打撃に取り組んできたという。「1打席目で打てないと焦ったりする。結果が出たので、いいデビューができたかなと思います」と笑顔を見せた。しかし3打席目以降は好機で凡退し、「今日は低めに手を出してしまったところもあった。明日以降はないように」と反省を忘れなかった。
法大では4年時にキャプテンを務め、大学日本代表も経験。同年秋には12季ぶりとなるリーグ優勝を達成したが、自身はドラフト指名漏れを経験し、社会人野球から2年後のプロ入りを目指す。この日は法大時代の主戦場だった神宮球場でのゲームに「慣れ親しんだグラウンドでやらせてもらった。今日に関しては楽しくできたと思う」と初々しく語っていた。
(安藤かなみ / Kanami Ando)