筑陽学園、逆転で甲子園初勝利 5番野田が3安打&6番福岡がマルチに美技

筑陽学園が接戦を制する
筑陽学園が接戦を制する

広島・長野の母校、03年夏以来の甲子園で聖地初勝利

 第91回選抜高校野球は26日、兵庫・西宮市の阪神甲子園球場で大会4日目が行われ、第1試合はセンバツ初出場の筑陽学園(福岡)が3-2で福知山成美(京都)に逆転勝利。03年夏以来の甲子園で聖地初勝利を収めた。

 筑陽学園は2回、7番の進藤勇也(3年)の左前適時打で先制。4回には福知山成美の神内秦(3年)に中前へ2点適時打を許し、逆転されたが、すぐにその裏、福島悠介(3年)が同点の左前適時打を放った。

 投げては筑陽学園の先発・西雄大(3年)、福知山成美・小橋翔大(3年)がともに打たせて取る、丁寧なピッチングを見せ、両校譲らず。試合は7回へ。2死から4番の江原佑哉(3年)が四球で出塁。ここで福知山成美にバッテリーミスが出て、二塁へ進塁。5番の野田優人(3年)が3本目の安打となる中堅越えの勝ち越し二塁打を放った。

 筑陽学園は広島の長野久義外野手の母校。6番・右翼の福岡大真(2年)の父・真一郎さんは94年夏の甲子園、樟南(鹿児島)のエースとして準優勝。福岡-田村(広島スカウト)のバッテリーで甲子園を沸かせた。1番・遊撃の中村敢晴(1年)の父・寿博さんは92年夏、優勝した西日本短大付(福岡)の時の主将と、野球ファンには注目の出場校。福岡は2安打に加え、3回2死から右中間への打球を好捕。美技でチームを盛り上げた。中村は1四球でヒットはなかったが、センスの光るプレーを見せ、ウイニングボールをつかんだ。

(Full-Count編集部)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY