明豊&筑陽学園が初8強、龍谷大平安は3年ぶり準々決勝へ…選抜7日目

第91回選抜高等学校野球大会、大会7日目の結果
第91回選抜高等学校野球大会、大会7日目の結果

昨秋の神宮大会Vの札幌第一、初戦24安打24得点の山梨学院、盛岡大付が2回戦で散る

 第91回選抜高校野球は29日、兵庫・西宮市の阪神甲子園球場で大会7日目が行われ、明豊(大分)、龍谷大平安(京都)、筑陽学園(福岡)がそれぞれ8強入りした。

○明豊(大分) 2-1 札幌第一(北海道)

 明豊が札幌大谷に競り勝ち、初の選抜8強入りした。1回戦で横浜のプロ注目左腕・及川を打ち崩した明豊は4回2死二塁で野辺の右翼への適時三塁打で先制。5回にも1死三塁から若杉の中前適時打で加点した。投げてはエースの若杉が7回6安打1失点と好投し、昨秋の神宮大会を制した札幌大谷を破った。大分県勢としては1988年津久見以来のベスト8進出となった。札幌大谷は相手を上回る7安打もあと1本が出なかった。

○龍谷大平安(京都) 9-1 盛岡大付(岩手)

 龍谷大平安が盛岡大付に快勝し、3年ぶりにベスト8に進出した。初回に三尾の左前2点打などで3点先制。2点差に迫られた6回には1死ニ、三塁から西川の中前2点打などで3点を奪った。初戦の津田学園戦で延長11回完封勝利を飾った先発の左腕・野沢はチェンジアップを効果的に生かして1失点完投。2試合連続完投で準々決勝進出へ導いた。盛岡大付は12安打を放ちながらも再三の好機を生かせなかった。

○筑陽学園(福岡) 3-2 山梨学院(山梨)

 選抜初出場の筑陽学園が山梨学院に競り勝ち、準々決勝に進出した。初回、2死一塁から4番・江原の左翼への適時二塁打で先制すると、同点の7回2死二、三塁から中村の左前適時打で勝ち越した。投げては西、菅井、西舘の得意の継投で逃げ切った。山梨学院は1回戦の札幌第一戦で大会タイ記録となる先発全員24安打、24得点で記録的大勝。強打者の野村が5打数3安打1打点と奮闘したが、あと1点が遠かった。

(Full-Count編集部)

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