CY賞左腕スネルもイチローの大ファンだった 初対面は「固まってしまったよ」
シアトル出身のスネル「彼のあらゆるカッコいいところを覚えているよ」
昨季初のサイ・ヤング賞に輝いたレイズの左腕ブレイク・スネル投手。そんなスネルが、3月21日のアスレチックス戦を最後に現役引退したイチローとの思い出を語った。「ジ・アスレチック」のレイズ番記者、ジョシュ・トレンティーノ氏が自身のツイッターでインタビュー動画を公開している。
シアトル出身で少年時代にイチローを見て育ったというスネル。動画内で「イチローの送球、そして彼のあらゆるカッコいいところを覚えているよ」と語るようにイチローの大ファンだ。イチローに関しての思い出を聞かれると、「彼がマイアミでプレーしていた時のある試合で、僕はクリス・アーチャーと一緒に居たんだ。その時『彼には話しかけることなんてできない』と思ったよ。彼のことが大好きだったし、レジェンドだったからね。彼とは一度対戦したことがあるんだけど、もちろん歩かせたよ。僕は左投げだから、(左打ちのイチローとの)対戦では有利だったんだけどね」と、2017年5月3日の初対戦を振り返っている。
さらに、緊張の初対面の瞬間も回顧しているスネル。ある試合の試合前にクリス・アーチャー投手と三塁側を歩いていると、イチローが打撃練習のケージで談笑していた。アーチャーがイチローと話すキッカケを作ったようで、スネルは「アーチャーが無理やり僕に話をさせようとして『イチロー、スネルは君の大ファンなんだぜ』って感じでね。そして彼(アーチャー)が僕を会話に巻き込んできて、何を喋ったらいいかわからなくなったんだ。(緊張で)固まってしまったよ。僕は彼のことをずっと、ずっと見てきているからね」と、その時のことを回想している。
最後に「彼の引退の仕方はアメージングだよ。間違いなく殿堂入りすると思う。彼は素晴らしいよ」と語るなど殿堂入りを確信しているようだ。2000年代のMLBを代表するスーパースターだったイチロー。スネルを筆頭に少年時代にイチローに憧れて育った選手は多いようだ。
(Full-Count編集部)