大谷翔平の5月復帰は変わらず エ軍地区最下位も「リスクになるようなことはしない」
トラウトが孤軍奮闘も打線不振「我々の打線は良くないからという理由では…」
昨年10月に右肘内側側副靭帯再建術(トミー・ジョン手術)を受け、打者としての復帰を目指してリハビリ中のエンゼルス・大谷翔平投手。チームはここまで9試合25得点で、ア・リーグ西地区最下位に苦しんでいるが、ブラッド・オースマス監督は昨季新人王に輝いた大谷の復帰を急がない方針を明らかにしている。
6日(日本時間7日)のレンジャーズ戦では主砲のトラウトが4号満塁弾。今季初の連勝を果たしたが、シーズン序盤とはいえチームは地区最下位に沈んでいる。
5月中の復帰へ向けて順調にリハビリを進めている大谷。チームは苦境に立たせているが、オースマス監督は若きスラッガーの復帰に慎重な姿勢を貫いた。
「我々の打線は良くないからという理由で、私はショウヘイの健康状態にリスクになるようなことはしない。ショウヘイは完全復活して、準備が整い次第、ラインナップに戻ることになる」
エンゼルスは12年4億2650万ドルの超大型契約を結んだトラウトが打率.385と孤軍奮闘しているが、シモンズ、ラステラが打率1割台、ボーア、コザートが1割に満たない不振でチームの足を引っ張っている。昨季打率.285、22本塁打、61打点と活躍した大谷の早期復帰が切望される状態だが、指揮官は万全に復帰させるために、当初の復帰プランを貫く様子だ。
(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)