2戦連発で打点リーグトップ ハム中田翔の打撃を支える“読み”とは
「ピッタリとはまった」逆転満塁弾
日本ハム・中田翔内野手が2日のヤクルト戦(札幌ドーム)で連夜の決勝弾を放った。
3点を追う6回1死満塁、1ボール1ストライクから、秋吉の真ん中に入る真っすぐをフルスイング。左翼席へ運ぶ逆転10号グランドスラムとなった。
その前夜には決勝3ラン。この2試合で7打点を挙げ、リーグ単独トップの49打点。好打を支えているのは“頭脳”だ。
逆転満塁弾は秋吉の細かな仕草で真っすぐにロックオンした。試合後に、こう明かした。
「(本塁打は)真っすぐというか速い系の球を待ってました。(打席前は)追い込まれるまで変化球を待とうと思ってました。簡単に真っすぐでストライクを取りに来るケースはなかったので。ただ、その中で投手が首をかしげて、サインを変えてきた。『ちょっとおかしいな』と自分の中で感じて……。そこで一気に真っすぐ狙いに変えました。配球(の読み)がピッタリとはまりました」