メジャー自己ワーストの5失点 田中将大が苦しい時期に直面も「すべてが駄目なわけじゃない」
「苦しんだ理由は、説明できるものではない」
ヤンキースの田中将大投手が8日(日本時間9日)のインディアンス戦に先発し、6回2/3を投げて10安打5奪三振1四球5失点で今季4敗目(12勝)を喫した。被安打、失点ともにメジャー自己ワースト。この日は初回から打線の援護を受けたが、2点リードで迎えた6回に先頭のロニー・チゼンホールにヒットを許すと、続くニック・スウィッシャーに右中間スタンドに逆転2ランをたたき込まれた。さらに7回にも本塁打を浴びて降板。チームは3-5で敗れ、ヤンキースの連勝は2で止まった。
開幕から16試合連続で続けてきたクオリティースタート(QS、6回以上を自責3以下)をここ2試合連続で逃し、防御率は2・51となった。ただ、田中はこれまで結果が出ていた時期でも「ずっと思い通りにいってない部分はあった」と振り返っており、「どう言われようと自分のやるべきことをこれからもしっかりやっていかないといけない」と強い気持ちを見せた。以下が試合後の会見での主なやり取り。
――苦しんだ理由は。
「自分の中ではそういう部分があるというのは分かっている部分はあります。でも、説明できるものではないです」
――フォーム的な部分か、それとも配球なのか。
「いや、やっぱり打たれている球が全部甘い球を打たれているので、真ん中付近の球を確実に打たれてしまっているので、やはり大きな理由の1つとしてはコントロールが真ん中に集まってしまっていたというのはありますね」
――中4日が続いて疲れを感じた部分は?
「でも、球の走りとかは前回よりもよかったと思いますし、全てが全て悪いっていうわけではないので」