ホークス工藤監督、パトップ7勝目の和田を称賛 好投の要因は「下半身」
DeNAに連勝し貯金21、工藤監督の目標はそれでも「カード勝ち越し」
8日、ソフトバンクはDeNAに4-1で勝ち、このカードの勝ち越しを決めた。
先発の和田毅は7回を12奪三振、1失点の好投でハーラー単独トップの7勝目。打っては柳田悠岐が先制の9号2ランと中押しタイムリーの3打点。8回には、松田宣浩がバックスクリーンへダメ押しの12号ソロを放った。試合後の工藤公康監督は「素晴らしい内容だった」と和田の投球を称賛した。
「三振の取り方もコースを間違えずにきっちり投げてくれた。いい調整をしてくれたと思うし、またこれを続けてくれたらうれしい」
和田本人が「最低のピッチングをした」という前回登板(6月1日中日戦)後に「ヒジが下がっていた」とフォームを見直した。そのおかげで「まっすぐを低めにコントロールできたし、まっすぐが良かったからスライダーやチェンジアップも生きた」と語る和田。工藤監督は好投の要因をこう分析する。
「フォームもあるかもしれないが、ボクは下半身だと思っている。今日は粘りもあったし、踏み込みもできていた。強く踏み込むことで、最後まで力のあるボールを投げていた」
7回105球での降板については「もう少しいけたと思うが、いい感じの時に終わらせてあげるのがベストだと思った」と工藤監督。
和田は5回5失点での黒星から、わずか1週間で答えを見出し、結果につなげてみせた。常に進化を求め続ける姿勢は、武田翔太や東浜巨らの若手にきっと大きな刺激を与えるはずだ。