【野球と音楽】仮面女子・猪狩ともかインタビュー、西武との出会いと魅力…ファン感で選手に車選びを相談!?
幼い頃から地元埼玉の西武を応援し続けた猪狩ともか、ファンになったきっかけは…
野球と音楽――。ほとんど接点を持たない2つの別世界に見えるが、意外や意外、野球界にはコアな音楽好きが多く、音楽業界にも熱狂的な野球ファンが溢れている。
今回は、2年連続リーグ優勝、そして辻監督のもとで悲願の日本一を目指す西武を熱狂的に応援する勝利の女神が主役だ。猪狩ともか。アイドルグループ仮面女子の主要メンバーであり、幼い頃から地元埼玉の西武ライオンズを応援し続け、念願叶って、2017年に夢にまで見た西武ドームで始球式を行った。
球団からもファンからも彼女のライオンズ愛がようやく認められた瞬間だったが、そんな矢先の翌年4月に思いもよらぬ不慮の事故が彼女を襲い、突然、車椅子生活を余儀なくされた。選手もファンも大きなショックを受ける中、彼女は懸命にリハビリに耐え、わずか4か月半という驚異的なスピードで復活を遂げ、再び西武ドームのグラウンドに立った。そこで待っていたのはまるで逆転優勝の立役者に贈られるような大きな拍手と歓声だった。カムバック賞が選手以外の関係者も対象だったら、きっと昨年は彼女に授与されただろう。
そんな猪狩ともかが、いよいよ5月1日に仮面女子として本格的なカムバックを果たす。シリーズ「野球と音楽」。今回は仮面女子・猪狩ともかの大好きな西武について特集する。ライオンズ情報をサポートしてくれるのはライオンズ・レポーターとしてもおなじみの安藤かなみ。現在、Full-Countの西武担当を務めるが、安藤と猪狩は地元も近く同い年。そんな2人のライオンズ女子によるガールズ野球トークも交えながら3回に渡ってお届けする。
――猪狩さんがライオンズファンになったきっかけから教えて下さい。
猪狩「きっかけは私の母です。母はライオンズファンだった職場の同僚の影響で好きになり、母に連れられて私も球場に行ったのが始まりです。幼稚園の年長だったかな? レオくんとライナちゃんに会いに行くのが楽しみでした」
――当時の選手を覚えます?
猪狩「はい。一番初めに好きになったのが、松井稼頭央さん(現西武2軍監督)。昔、プリクラテレカという機械が球場にあって、松井稼頭央さんのフレームで一緒に写っているみたいなテレフォンカードを作りました(笑)」