日ハム杉谷、栗山監督のサプライズ起用に発奮「遥輝が笑いながら教えてくれた」
今季初めて「1番・一塁」でサプライズ先発も先制点を呼ぶ右越え三塁打
■楽天 4-1 日本ハム(23日・札幌ドーム)
日本ハムの杉谷拳士内野手が23日の楽天戦(札幌ドーム)で今季初めて「1番・一塁」で先発出場し、先制点の突破口を開いた。4回先頭で楽天・辛島から右越え三塁打。3番・大田泰示の中前打で先制のホームを踏んだ。
「1番・一塁」での起用は後輩の西川遥輝から知らされたという。「遥輝が笑いながら教えてくれました。(栗山監督は)辛島だから何か仕掛けるだろう、セカンドかもしれないと思っていましたが、『えっ、ファースト?』と思いました」と裏話を明かして報道陣の笑いを誘った。
そんな言葉とは裏腹に、プロ11年目のユーティリティープレーヤーは3打数1安打1犠打。守備でも公式戦では今季初めて守る一塁を無難にこなした。試合後は「いろんな起用をしてもらっているので、それに応えたいと思っています。アウトになっている打席も感じはいい。スイッチなので、(相手投手の)左、右関係なく、100%準備して全力でいくスタイルを貫きます」と力強かった。
(石川加奈子 / Kanako Ishikawa)