最多安打に王手のイチロー、球宴待望論も!? 米メディア「投票しよう」

米国内で球宴選出への待望論も出始めたイチロー

 マーリンズのイチロー外野手は今季、規定打席には達していないものの、打率.347、出塁率.410と活躍を続けている。14日(日本時間15日)の敵地パドレス戦では代打で出場して一ゴロに終わり、メジャー通算2977本、日米通算4255本のまま。メジャー通算3000安打に「23」、そしてピート・ローズの通算最多安打記録(4256本)まで「1」となっている。

 今季好調を維持するレジェンドへの注目度は、米国内でも高まるばかり。マリナーズ時代の2010年シーズン以来となるオールスター出場を求める報道も出始めている。地元テレビ局「FOXスポーツ」は「オールスターへ向けてイチローに投票しよう」と特集。メジャー16年目のシーズンに安打ラッシュを続けるイチローの活躍は、ついにオールスター出場待望論を呼び起こすまでに至ったことになる。

 メジャーのオールスターでは、野手の先発メンバーはファン投票で選出される。中間発表では、ナ・リーグ最高勝率で中地区を独走するカブスの選手が5つのポジションでトップ。東地区3位のマーリンズからは、外野部門の13位に主砲ジャンカルロ・スタントンが入っているが、記事では「もしも、マーリンズからの選手がジャンカルロ・スタントンではなく、イチロー・スズキならば、結果は受け入れられるだろう」とレポートしている。

 14年シーズンのナ・リーグ本塁打王に輝いたスタントンだが、今季の打撃不振は深刻。特集ではそのことに触れつつつ、「スタントンの人気と、分かりきった長打力は、最新結果で約25万票(獲得)のナ・リーグ外野手部門13位に浮上させているが、イチローの得票数はトップ15の下のどこかにいる。この嘆願書の目的はもちろんスタントンを投げ捨てることではない。イチローをナ・リーグのオールスターに入れることだ」とメジャー最年長野手のオールスター出場を猛プッシュしている。

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