元DeNA久保康友、メキシコ初黒星「もっと投げたかった」 猫乱入などハプニング続出
6回1/3を4失点で敗戦投手に「いいピッチングがしたかった」
メキシカンリーグのブラボス・デ・レオンに所属する元DeNAの久保康友投手が23日(日本時間24日)、敵地メリダで行われたレオネス・デ・ユカタン戦に先発し、6回1/3を4失点で今季初黒星を喫した。試合は6-1でユカタンが勝利。レオンは7勝9敗と勝率5割復帰は逃したが、南地区4位をキープした。
投手戦の中、打線の援護に恵まれなかった。初回、1死から猫がグラウンドに迷い込むハプニングもありながら、立ち上がりを3人で抑えると、4回まで無得点。久保は5回に先制点を許したが、打線が6回に追い付いた。
だが、1-1で迎えた7回に明暗が分かれた。味方のまずい守備もあり、1死一、三塁のピンチを迎えると、勝ち越しの左越え二塁適時打を献上。115球で無念の降板となった。レオンはその後もリリーフ陣が打たれ、結局、久保は4失点。38歳のベテランは「相手の先発が良かったので、(相手の先発が)降板した後に打線の援護がもらえることを願って投げたんですが……。もっと投げたかったし、いいピッチングがしたかった」と、勝ち越しを許した7回を悔やんだ。
前日22日にはチームはレオンからバス、飛行機で計11時間掛けてメリダまで移動。ホテル到着時にはすでに日没間際だったため、久保は近くの球場で練習する予定を急きょ取りやめ、ホテルの敷地内の駐車場でキャッチボールを行い、登板に備えていた。そんな臨機応変な対応も報われなかった。