「胸のすく復讐劇」 前夜頭部付近に“危険球”→翌日リベンジ弾でファン喝采
フィリーズのホスキンスが9回にレイムから左翼席へ
■フィリーズ 6-0 メッツ(日本時間25日・ニューヨーク)
フィリーズの強打者、リース・ホスキンスが24日(日本時間25日)が前夜の“リベンジ弾”を放った。敵地メッツ戦で4-0の9回に左翼へ7号2ラン。その瞬間をかみしめるようにダイヤモンドをゆっくりと悠然と一周をした。
マウンドに立っていたのは23日(同24日)にホスキンスの頭部付近への投球で乱闘寸前の騒ぎを起こしたレイム。前夜は9回2死無走者から97マイル(約156キロ)の剛速球を投じ、故意にも見えるボールに一触即発の事態となっていた。
地元メディア「northjersey.com」では、メッツ-フィリーズ戦で「リース・ホスキンスがジェイコブ・レイムから本塁打を放ち、時間をかけてダイヤモンドを一周する」との見出しで紹介。頭部付近に投球をされたホスキンスについて、「彼はマウンドに駆け上がらなかったが、水曜日にリベンジを果たした」と感情を最小限に抑え、その怒りを静めながら翌日の打席でリベンジの本塁打を放ったことを称賛している。
NBCスポーツも「ホスキンスがリベンジを果たし、険悪な(様子を見せた)遠征を、高揚感と共に終える」との見出しで伝え「そう言えばリース・ホスキンスはリベンジを果たした」と本塁打にもついて触れた。
米メディア「スポーティングニュース」がツイッターでこの一発の動画を公開すると、ファンも反応した。
「背後に球を投げられた後に彼はこの本塁打を放ったことを考えると、これで痛み分けだね」
「これは素敵だ」
「胸のすく復讐劇だ」
ファンにとっても心がスカッとする一発となったようだ。なお、ゆっくりとダイヤモンドを回ったホスキンスは今回、34.23秒かけて一周したいう。